お勧め?books
注意! このコーナーではぐうたらYUMEちんがお勧めする本を書いています。趣味が非常に偏っており、決して万人向けではないので「読んでみたけど、つまんなかった」や「はまってしまってもう普通の生活には戻れない、責任とれ」等のクレームはいっさいお断りします。


★小説★

◎川又千秋 著
○ ラバウル烈風空戦録
 川又千秋の代表作です。第二次世界大戦をモチーフにしたIF戦記物。主人公は戦闘機パイロットで航空機(特に戦闘機)にスポットが当てられています。最近たくさん出ている無敵日本軍がばったばったと敵(アメリカだったりドイツだったり)をなぎ倒すというIF戦記と違い、主人公の視点を通して喜び、悲しみ、敗北、勝利など普通の人の普通の戦争が描かれています。
 ただし、基本的には暗い話ではなく楽しいことや笑いなども豊富にあり、明るめのタッチで描かれています(でも、おちゃらけた話でも軽薄なノリでもないです)。
 本編十数冊(現在もシリーズは続いています、出るの遅いけど)と外伝3冊、総解説前期篇(敵味方を含む実在の戦闘機・爆撃機など+物語に登場する架空機体の解説)が発行されています。初めて読む人には外伝が特にお勧めで、本編には出てこない別の人たちの体験するそれぞれの戦争が描かれています。バリエーションも爆笑あり、感動あり、物悲しさありと豊富です。全て短編ですので、どの巻のどの話からでも読めます。
また、本編もそうなのですが基本的に主人公の生きていく姿を描いたものですので、第二次世界大戦や兵器に対する知識が皆無な人でも抵抗なく楽しめます。

九月の神風
 太平洋戦争の終戦はいつか? 実は実質的な終戦と調印式による正式な終戦の間には数日の間があります。でも、終戦に納得できない人も当然いて・・・。
 実際にあった反乱事件をもとに、もし・・・だったらという「空白の数日」におこる事件が描かれます。主人公は日本初のジェット機「橘花」の開発テストパイロットで(橘花は完全には完成はしませんでしたが実在の機体です)事件に巻き込まれてしまいます。日本初のジェット機「橘花」の開発の話と、主人公が体験する橘花との最初で最後の戦いは心を熱くします。


◎橋本純 著
○ 虎は熱砂に蘇る
 考古学のための発掘調査中に偶然砂漠から掘り出された第二次世界大戦のドイツ戦車タイガー1型。当時連合国を恐怖に陥れた「鋼鉄の虎」はレストアされて某国の王子に買い取られた。しかし、その国で突然クーデターが勃発。生き残るために虎は再び88mm砲の牙をむく。
 二次大戦の戦車たちが主人公達に操られ、クーデター軍の現代戦車と戦うラストはなかなかに燃えます。

◎横山信義 著
八八艦隊物語
 実際の第二次世界大戦は航空機の時代で、前時代に活躍した力の象徴「戦艦」とその砲力による艦隊決戦で戦争の勝敗を分ける大艦巨砲主義は無用の長物でした。しかし、もし航空機の時代がこずに大艦巨砲主義の時代が続けば?という架空戦記物です。単に大艦巨砲主義が前面に押し出されているだけではなく、戦争の仕方や日本の戦いに対する思考パターンなどが実際の歴史を参考にとてもよくシュミレートされています。大艦巨砲といいながら航空機の役割がやはり外せないものとなっていたり、戦艦に対する日本とアメリカの発展方法の違い、またその世界における神風特攻隊の発生など物語のバックボーンとなる世界が実にしっかりと構成されておりドラマを盛り立てます。
 物語としてもしっかり書かれているので二次大戦の知識のない人でも純粋に楽しめる内容となっています。


★漫画★

◎あずまきよひこ 著
○あずまんが大王
 個性的なキャラたちがかわいい女子高生日常?4コマ漫画です。
「あー、あるよねー」的な日常ネタを集めた4コマとは少し趣が違い、普通のマンガなんだけど4コマみたいなノリです。ほんわか笑いがこみ上げてきます。
 一家に1冊は必需品(^.^)。




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